酢豚のパイナップルが許せるようなる、それは大人への一歩か?
今週のお題「パイナップル」
私は子供の頃、酢豚のパイナップルが苦手でした。
パイナップル自体はむしろ好きな果物で、酢豚の中のパイナップルだけが嫌いなのです。
子供の私は、果物が料理に入っているのが許せなかったのです。
果物はいわばデザートで、なぜメインディッシュにデザートの食材が使われているのか理解できませんでした。
似たような理由で、私は子供の頃、果物が入ったサラダなども苦手でした。
りんごやキウイ、みかんをなぜサラダで食べねばならぬのだ!と思うほどにダメでした。
今にして思うと私の酢豚のような食材が複数入った料理の食べ方にも問題があったのです。
子供の頃、酢豚を食べるときは食材を一つずつ食べる癖があったのです。
まず野菜類を食べて、最後に豚肉を食べる。一つの食材を食べ切らないと次に進めないという食べ方でした。
そのせいもあってか、酢豚のパイナップルは何とも言えない微妙な食材になっていたのかもしれません。
個人的には今でも酢豚のパイナップルをそれだけで食べて美味しいとはあまり思いません。
あれは他の食材と合わせて食べるから美味しいのだと思います。
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そんな今となっては当たり前の、それぞれの料理には適した食べ方があることを知ったのは、中学生くらいの頃です。
頭では理解しても実践に移したのは、大人になってからかもしれません。
そう、変化は突然とやってきました。
あるとき、ふと一緒に食べようと思ったのです。
それは本当にふとしたことで、いつもとは違った道を通って家へ帰ろうと思うくらい唐突でした。
そこで、酢豚のパイナップルを他の食材と一緒に食べました。記憶にあるほど、微妙な味ではなく、ほどほどに美味しかったです。
不思議なもので、一度やってしまうと、そこからは食材を一緒に食べることが当たり前になっていきます。
好きでなかった果物入りの料理も、少しずつ食べることが増えていきました。
数年の月日が流れ、私も気がつけば壮年となる年頃です。まだ、果物を一緒に食べなかった頃の気持ちは覚えています。
けれど、次第にそんなことを忘れ、なぜ子供の頃に酢豚のパイナップルが苦手だったのか思い出せなくなる気がします。
なので、今回せっかくの機会ということで、酢豚のパイナップルについて書いてみました。
ちなみに、パイナップルは私の一番好きな果物です。
缶詰のパイナップルやカットされたパイナップルなど、どれも好きです。
フルーツゼリーにパイナップルが入っているとちょっと嬉しくなります。
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でも、パイナップルのケーキだとそこまで好きじゃないんですよね。
うーん、こちらの理由は思い出せないのでモヤモヤします。
思い出したら、また記事にしようと思います。
それでは最後までご拝読頂きありがとうございます。
またいつかどこかで!